タウンマネジャー研修

商店街再生プロジェクトを始めます。
当面、我々が先行事例として参考にしている米国メインストリートセンターから出版されているメインストリートプログラムの解説書(「The Professional's Guide to the Main Street Approach」等)を参考に進めていきます。

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といっても、我々はメインストリートプログラムの日本版の作成を目的としているわけではありませんし、メインストリートプログラムの是非を論じることを目的としているわけでもありません。
皆さんと垂直的かつ水平的な相互交流を行いながら地域主体のまち再生の手法を作り出すためにこれを切り口にするに過ぎません。

我々が見たところ、まち再生の実務的解説書としてなかなかよくできていると思っています。残念ながら、わが国ではこの種類の参考書はまだないような気がします。

はじめの数回は、参考とするメインストリートプログラムの概要を知っていただくために、概論についてについてお話しすることになると思います。本論までアプローチが長いのですがお付き合いください。

また、本稿は新しい街づくりに挑戦する街づくりのニューリーダー(商店街の方々、JCの方々、行政の方々、専門家の方々)をターゲットに書いています。今まで街づくりに携わったことのない一般の方には分かりにくい表現が多いかもしれません。その様な場合は遠慮なく質問してください。
話の本筋を黒字で、補足的なことを斜体青字で書いています。

それでは、メインストリートプログラムの概要から始めます。

メインストリートプログラム(あるいはメインストリートセンター)とは、米国で行われているダウンタウン(商店街や中心市街地)の再活性化の活動です。

我々のメンバーが、昨年11月にメインストリートセンターが開催するタウンマネージャー研修に参加しました。

タウンマネジャーとは再活性化活動(メインストリートプログラム)を実施するために雇用される常勤マネージャーです。後に説明しますが、メインストリートプログラムは地域で設立したNPOによって運営されます。そのNPOが常勤のマネージャーを雇用するのです(それが活性化を成功させるための必要条件の一つとされています)。そのマネージャーを養成する基礎講座(4日間の短期ですが)に参加しました(タウンマネジャーについては今後詳しく述べることにします)。
日本でも、中小企業大学校などでタウンマネジャー養成講座が開催されています。参加した者の話では(彼は中小企業大学校のタウンマネジャー講座の講師を務めた経験があります)、だいぶ雰囲気が違っていたそうです。
メインストリート受講者は、自治体職員と地元代表が大体半々(ただし地元代表には商工会議所や商店主以外に住民代表も多い)、その他残りが彼のようなオブザーバー(大学教授、海外参加者)だそうです。自治体の職員は30歳代くらいの若手が多く、地元はリタイヤ組と思われる年配組みが多い。合計30数名程度で、男女比はほぼ半々。やや女性の方が多いかな、と思えるくらいの比率だそうです。
4日間のプログラムなのですが、内容が濃密だそうです。フォーポイントアプローチと言い(これも後に詳しく説明しますが)、メインストリートプログラムではまちの再活性化に必要な領域として「組織」「計画」「プロモーション」「経済再生」の4つをあげています(この領域を同時進行し、かつ総合化することが必要と説明しています)。その領域一つずつを4日間かけて講習するのです。マネージャー養成をターゲットにしているので、技術論的なこともありますが、むしろ、マネージャーとしての経営手腕の養成に力が注がれているようです。各テーマについて担当講師が一人。講師はとにかく話しまくり、生徒とコミュニケーションをとっていくとのことです。まさに教えるプロだそうです。
講習室は、米国ワシントンDCにあるメインストリートセンター(NPO)本部のボールルーム(センター本部の建物は歴史的建物で、昔、舞踏会などを開催したと思われるホール)。会場の後ろには、飲み物やケーキ、スナック、サンドイッチなどがふんだんに用意され、いつでも食べることができます。

日本と比べ講義内容には大きな違いはないのかもしれないが(ただし、フォーポイントアプローチというかなり明確な指針方針がある)、講義の進め方や講師の授業方法が違う印象を持ったとのことです。

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彼の受講経験などを通じて、メインストリートプログラムは今後の日本のまちづくりを考えるに当たり参考にすべきものだと我々は考えています。ですから、我々の限られた知識に過ぎませんが、当面メインストリートプログラムの解説書(「The Professional's Guide to the Main Street Approach」等)をつたないですが翻訳し、それに我々の経験に基づく解説を加えて説明していこうと思います。(「The Professional's Guide to the Main Street Approach」の目次(次ページリンク)をご覧ください。内容は具体的方法を論じた実務書です。今後、これを翻訳し、解説を加えていきます。そこに皆さんの意見、経験を参加してもらいます。)

この記事は毎週発行するので、一回当たりA4版2~3枚程度の原稿にしようと思います(短いと思われる方はご連絡ください)。そろそろ分量になりました。次回は、メインストリートプログラム(MSP)の概要と日本における認知度についてお話します。

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