イベントや商業機会について

米国メインストリートの商業活性化について紹介しています。
前回は「商店の支援」について紹介しました。今回は、イベントや商業機会について紹介します。

スポンサードリンク

ステップ6 マーケッティング戦略に基づき事業を推進する
PR委員会によって活性化のイベントなどが計画され、実行されるようになると、活性化チームの重要な役割の一つに、その活動をマーケッティング戦略と等しくすることがある。PR委員会と活性化チームが一緒になって活動する、すなわち、マーケット情報やマーケッティング戦略をPR委員会と活性化チームが共有し、それらの情報・戦略に基づき活性活動をおこなうこと、それが大切なのである。そのことを確立しなければならない。

<補足6:協働する>
毎年、年間活動計画を作り始める頃になると、活性化チームは、彼らのマーケッティング戦略とPR委員会のイベント計画の結びつきを意識するようになる。イベント計画とマーケッティング戦略が関連性を持ったものにするためだ。そのためには、小売商店とタイアップできるように、PR委員会との協働をより強化する必要がある。
まちの活性化活動とイベントなどの商店街の販売促進活動は明確に区切れるものではない。最近では、商店街の販売促進は、まちのエンターテイメント性を強める方向に向いている。そしてそのことをアドバイスすることは、まちの魅力づくりをアドバイスすることと等しい。
このような最近の参加型イベントには、ギャラリー・ウォーク、ワイン・テイスティング、クッキング・デモンストレイションなどがあり、人気を博している。また、レストランと音楽のライブをコラボレーションしたフード・アンド・ライブなどの催しも人気がある。

ステップ7 成長分野の特定と商業機会の創出
もし、メインストリートのビジネスにおいて最も大切なことは何かと尋ねられたら、それは、努力と厳しい生き残り戦略と答えるだろう。しかし、確かに、生き残りモデルと言えそうなものがある。たぶん、活性化チームが期待されていることの多くは、成長分野とは何かを特定し、成長分野への機会進出を手助けすることであろう。このことはメインストリートの商業利益を増加することにほかならない。その方法には以下のようなものがある。
・商圏のニッチ(すき間)を特定し、より多くの消費者を惹きつける。
・より多くのリピーターを確保する。
・より多くのお金を使ってもらえるように現在の顧客に販促活動をする。
・新たなマーケットの商品とは何かを特定する。
・より幅広い顧客層を獲得するため新たな商品やサービスを付け加える。
・マーケットのトレンドをキャッチし付け加える。
・商売のポジショニングを見直し、リミックスした商品で新たな顧客を獲得する。
・店の増床や商店街の中での配置換えをおこなう。
・ニッチビジネスの専門店を開店する。
・各店のビジネスをサポートするコンパニオンショップを開店する。あるいは、相互補完する新たなビジネスを開店する。
以上の通り、成長分野戦略に関する全ての方法が現況のマーケットを基本としている。それは、現在獲得している顧客層や、広告すればやって来そうな顧客層を相手にしているといった意味である。
確かに、地元のお客を確実に惹きつけることは基本的な戦略だ。しかしながら、前面道路の歩行者量に店の売り上げを頼るだけの時代は終わっている。成功したメインストリートでは、直接的な商圏の他からもお客がやってきて地元の客と混ざり合う状況を作り出している。
その試みとして、例えば、新たな商業地・商業施設への移転(しかし、大きなリスクを伴う)、顧客への直接販売(しかし、人手と時間が必要である)、ウェブを活用した販売、卸売・卸売販売をおこなう、などである。この内、活性化チームは、後記の2つの方法、イー・コマースやホール・セールスについてのアドバイスや情報提供をおこなうことになるだろう。

<補足7:ブレーンストーミング>
まちのポテンシャルや商業機会について話し合うために、活性化チームに自ら進んで参加しようという商店主たちとブレーンストーミングを行う。商業者たちに、最もリアリティのある商業機会や消費が拡大する分野とは何かを質問する。
ブレーンストーミングはそれを検討するための一つの方法である。活性化チームはそのとりまとめを手助けしよう。そしてプロジェクトの優先順位や新たに追加すべきプロジェクトをワークプランとしてまとめよう。


今回はここまでとします。
先週、沼津まちの情報館のことをご紹介しました。情報館のように自ら、まちづくりに取り組んでおられる団体が増えてきたのではないかと思います。
我々、まちづくりステーションはイニシアティブのある活動を支援していきたいと思います。関心のある方は、どうぞご連絡ください。

スポンサードリンク

この記事のタグ

サイト内関連記事

まちのマーケッティング(1)
今回からメインストリートプログラムで行われている「まちのマーケッティング」につい......
まちのマーケッティング(2)
前回から米国のメインストリートで用いられている「まちのマーケッティング」について......
まちのマーケッティング(3)
前回に続き「まちのマーケッティング」の手法を紹介します。今回は第2ステップ「まち......
まちのマーケッティング(4)
前回に続き「まちのマーケッティング」について紹介します。 前回は第2ステップ「ま......
まちのマーケッティング(5)
前回に続き「まちのマーケッティング」の手法を紹介します。 前回は、第1ステップ「......
まちのマーケッティング(6)
前回に続き「まちのマーケッティング」の手法を紹介します。 前回は、第3ステップ「......
まちのマーケッティング(7)
前回に続き「まちのマーケッティング」の手法を紹介します。 前回は、第4ステップ「......
米国メインストリートの活性化事例(1)
前回に続き米国メインストリートの活性化事例を紹介します。 前回は「メインストリー......
米国メインストリートの活性化事例(2)
前回に続き米国メインストリートの活性化事例を紹介します。 前回は、米国西海岸のソ......
ファイブ・ステップ・プロセス
前回は、2つのまちのマーケッティング戦略をケーススタディしました。今回は、マーケ......
マーケッティング戦略の作成に関する演習
前回は、マーケッティング戦略の作成方法「ファイブ・ステップ・プロセス」を紹介しま......
商業活性化計画の10ステップ
今回から「10 Steps to a Comprehensive Busines......
商業地のことを知る
前回から「10 Steps to a Comprehensive Busines......
商店への支援
メインストリートの商業活性化のコラム「10 Steps to a Compreh......
ビジネスの失敗の兆しを発見する
メインストリートの商業活性化について紹介しています。前回は「商業機会の創出」につ......

▲このページのトップへ

bi1.gif
bi2.gif
bi3.gif

携帯版のQRコード

メインストリートガイド(米国):携帯版

携帯サイトは3キャリア対応です。

当サイトは携帯でもご覧頂けます。
携帯版サイトURL:
http://udit.co.jp/guide/m/
上のQRコードから読み取るか、URLをケータイに送信してアクセスしてください。