ワークプラン(2)

前回に続き、ワークプランの作り方についてご紹介します。

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ワークプランを作る
プログラムの優先順位を決める前に中心市街地の資源と負債を明確にする。資源と負債とは強みと弱みのことだ。中心市街地の強みと弱みを検討することにより、メインストリートプログラムは直ちに必要なエリアを選び出し、明確な方向性を導き出す。
中心市街地の強みと弱みを明確にするいくつかの方法がある。方法を2つ紹介する。以下の2つの方法はボランティア参加者が中心となって行う。

□ビジュアリゼイション・エクササイズ(描写トレーニング)
ボランティアが、中心市街地で5年、10年でなったら良いと思うことを考え、表現する。そして、そのビジョンが現実になることを仮定(想像)し、メインストリートプログラムがどのように立ち上げられたか、初動期の優先事項は何であったか、最も大きな成果は何か、ゴールを達成するためにどのようなステップを歩んだか、再活性化の過程においてどのグループや個人が参加したか、などを話し合う。

□フォースフィールドアナリシス
ブレインストーミングを行い、中心市街地に関する肯定的要素と否定的要素をすべてリスト化する。そして、それぞれの否定的特徴がどのようにしたら縮小し、消し去ることができるかを分析する。このプロセスを肯定的要素においても同様に行う。このようにして、中心市街地の資産を強化する方法と否定的要素と戦うためにそれらを用いる方法を発見する。
肯定的要素と否定的要素が明確にされ、活動の優先順位をつけたとき、メインストリートプログラムはゴールと課題と活動を設定することが出来る。

□ゴール
ディレクターボードがメインストリートアプローチの4ポイントそれぞれのゴールを設定する。この任務は常設委員会やタスクフォースに任せるべきではない。なぜなら、ボードがメインストリートの方向性と活動の説明責任を負うからである。

□課題(テーマ)
ゴールに関するそれぞれの課題は、ボートの参加の元、適切な常設委員会によって決められるべきである。常設委員会とボードはできるだけ多くの課題をリスト化する。
・参加者が考えを述べるように奨励する。誰もが自分の考えが正しいと思っている。
・どの課題がまとめられるか話し合う。しばしば、課題は重なり合うため整理することが可能である。
・参加者が最も重要だと感じる課題について討議する時間を設ける。
・優先順位に関する投票を行う。それぞれの参加者がすべての課題の半分にしか投票できないようにする。例えば12の課題がある場合、投票できるのは6つである。
・投票数に従って課題の順位を定め、活動計画に関する優先順位を決定する。

司会者をたてることは有効である。そして、グループで決めたことを模式図に記録し、時間を遵守して会議を進める。

□活動
活動はそれらを実施する常設委員会によって決められるべきである。このようにして、参加者の中に強力なインボルブメント(参加意識)とコミットメント(約束)を育てる。もし特別な任務が小さな暫定グループに割り当てられたら、それらのグループも計画のプロセスに参加すべきである。委員会は、活動の期限や責任者についての推薦も行うべきである。
委員会はそれぞれの課題について設定した活動をボードに報告する。そして、ボードは全体の活動計画を見直す。そして、以下を確認する。

■事業計画が現実的である
事業計画は1年で達成されるべきである。もし事業計画が長期にわたるものであれば、ワークプランには1年で達成できることに分割して取り込まれるべきである。

■委員会活動が重複しない
しばしば、ある委員会が他の委員会と似通った、あるいは同一の活動を設定してしまうことがある。少数の重複は委員会が同じ方向を向いていることの現れである一方、多くの重複は混乱の原因となり、メインストリートプログラムの焦点を希薄にする。

■活動が定量化できる
課題や活動は計量化できるものでなければならない。メインストリートプログラムがその進行を測定すれば、将来目標の基準を定め、そのプロセスを実証的に説明できる。
ほとんどすべての事業計画が計量化できるような表現で設定されること。例えば、「ボランティアの参加を増やす」という課題を採用するよりも、メインストリートプログラムは「ボランティアの参加を15%増加させる」と決定した方が、適切で測定できる目標となる。
そして、ボードがメインストリートアプローチの4ポイントの活動に関するスケジュールを作成する。
ボートはそれぞれの常設委員会と共に完成した活動計画を見直す。それぞれの委員会が、他の委員会の行うことを知っていることは大変重要なことである。
そして、活動計画が公表される。それは、活動の言い表し方について、凝縮し、編集される必要があるかもしれない。
メインストリートプログラムに参加するすべての個人や組織が活動計画のコピーを受け取る。いつくかの町では、しばしば、それは地方新聞に掲載され、コミュニティ全体に配達される。

活動計画の更新
活動計画は、委員会が修正の必要性を見定め、ゴールを再検討した後、更新される。このプロセスにおいて、ボードや委員会、特別委員会は、前年に行ったことと同じように課題を特定する過程を歩み、活動を定義する。

今回はこれで終了です。
メインストリートのワークプランの作り方を紹介しましたが、基本的なところは企業の経営管理と同じですね。目標を設定し、実行し、モニタリングし、改善する。PLAN・DO・SEE・CHECK・ACTIONのマネジメントサイクルです。
具体的な方法が紹介されていました。参考になると思います。概念だけではなく、やり方を具体的に紹介する、メインストリートセンターの優れているところだと思います。
活動計画の作り方はこれで終了です。次回から別のテーマを紹介します。

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