ボランティア(1)

今回からメインストリートのボランティアについて紹介します。
米国ではボランティア活動が日本に比べ一般化しており、その点、日本と異なる点が多いと思います。しかし、メインストリートでもボランティア集めには相当苦労しているようです。また、ボランティアと共に仕事をするために気をつけなければならないことも多いようです。
メインストリートではどのようにボランティアを集め、仕事をしているのでしょうか。
日本でも中心市街地活性化などでボランティアの参加が今後増えてくると思います。
参考にしてください。

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ボランティアと仕事をする

アメリカのボランティアの伝統はユニークである。我々の社会が所有しているもっとも偉大なものの一つであろう。メインストリート活動において、ボランティアは委員会の組成、意志決定、組織運営、イベントや様々な活動を支える組織の屋台骨である。
メインストリートマネジャーが仕事の全てをするわけではなく、委員会がボランティアと共に仕事をすると言うことがきわめて重要な点である。委員会のメンバーはボランティアのマネージメントサイクルの各段階について精通しているべきである。
「ボランティアを動かすには大変多くの時間がかかり自分で行った方が簡単だ」と言う一般的な誤解がある。それらの言葉は活動を悪い方向へ導いてしまう。結局のところ、活動を始めた少数の人が燃え尽きてしまう。そして、再び戻ってくる人はいないだろう。
メインストリート組織はボランティアの獲得と維持に前向きに取り組まなければならない。ボランティアはきつい仕事だし、ボランティアを集めることも大変な仕事である。まちの人たちに関心とコミットメントを維持させるという難しいことを、どのように多くのメインストリート組織が行ってきたのであろうか?

この問題の解決の糸口となる3つの背景がある。

第一に、当時、多くのボランティア組織が競争をしていた。そなわち、1980年代NPOの数は23%増加した。1990年代に入り成長率は加速しているだろう。人々はボランティアの機会を選んでいた。そのため、メインストリートのボランティアは、それが価値のあるものであれば、複数のボランティアを選択し、行っていた。

第二に、ボランティアの人口構成が大きく変化した。20年前の典型的なボランティアは中年の中級所得者の女性であった。今では異なっている。他の年代人たちよりも自由な時間を多く持つシニアである。長寿と健康に伴い55歳以上人たちがボランティアの重要な人材となった。また、自らが関心を持つ組織と共に働きたいと申し出くれる他の年代の人たち、例えば、男性、若い単身者、家族連れ、ティーンエイジャーなどの人たちも増加している。
それらの新しいタイプのボランティアは今までとは違ったニーズや時間の制約がある。例えば、収入が一人の世帯と共稼ぎの世帯ではボランティアできる時間に違いがある。また、20代の人たちは時間や活動力があるが、リーダーシップの経験にかけている、などである。多くの組織がこの多様性を適切に使いこなしていない。全ての人たちを同じように扱おうとしている。
ボランティアの獲得に関するこれらの2つの背景は社会的なことである。メインストリートはこのような傾向を知る必要がある。しかし、多少でよい。第3の問題はメインストリートのリーダーがボランティアをマネージメントする方法を知らなければならないと言うことだ

マネージメントの技術
マネージメントとは人に何かをさせる能力であり、それには天性の素養が必要だ。確かにその通り。しかし、マネージメントは科学であり、技術である。全ての人が生まれつきのリーダーと言うわけではない。一生懸命学ぶことで、リーダーの素養を身につけることが出来る。
学びながら獲得するものだと考えることだ。ほとんどの組織において、新たなボランティアが入りそして卒業していく。だから、常に一定のプロセスが必要とされるのである。一方、何人かの人たちは途中でドロップアウトしてしまう。また、他の人たちは、新しい仕事やレベルに応じた責任を待っていて、それを見つけ出さなければならない。

ボランティアのマネージメントとプログラムプランニング
ボランティアをマネージメントするサイクル(ボランティア・マネージメント・サイクル)のステップはわかりやすい。ワークプランに書いたように、もし、あなたの組織がワークプランのフォーマットを作成していたら、それぞれの事業の段階に応じた活動リストがまとまっているだろう。そのリストがボランティアの仕事になる。
例えば、ビジネス連絡先リスト(商業名鑑)の作成では、誰かに全てのビジネスにコンタクトしてもらう必要がある。また、編集デザイナーと共に仕事をし、印刷に協力してくれる人を見つけ出さなければならない。商業者や事業家に接触することは、簡単に説明できる仕事であり、その役に適したボランティアにとっては扱いやすい仕事である。
もし、この活動のリーダーが初期段階で十分な時間を費やせるのであれば、メインストリートの基本となるフォーポイントアプローチの4つの委員会(組織委員会、計画委員会、プロモーション委員会、経済再生委員会)と話し合い、詳細な活動計画を作ることができるだろう。

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