4.商勢圏内人口・世帯による潜在消費額の推定
商圏設定をすると次にその商圏範囲の人口、世帯数を調べ、世帯当消費額を乗じて潜在消費額を算出します。
スポンサードリンク
(買回・最寄)潜在購買額=商圏内世帯数×(買回・最寄)世帯当消費額
ここで示すシミュレーションモデルでは既にこれら指標の入力は完了していますので、吸引率を入力した段階で潜在消費額が算出されます。[商圏設定]の下欄に買回、最寄の潜在消費額が示されます。モデル例では
買回商圏・・・人口45万人:潜在消費額1,638億円
最寄商圏・・・人口23万人:潜在消費額 912億円
という結果になっています。
なお、この潜在消費額とは当該都市内の全世帯による家計からの消費額を意味します。実際の都市販売額にはその他企業部門からの消費額(業務需要)も含まれ、また原資料の家計調査年報が抽出統計であり、さらに単身世帯を含まないことから統計上の代表値としてはどうしても誤差を生ずる問題があり、この統計上の前提条件をよく踏まえておく必要があります。
スポンサードリンク
サイト内関連記事
- 活性化の道すじ(対策の融合)を構築する!
- 前章では、「活性化への道すじ」をつけることの「大筋」、つまり地域特性から活性化......
- 再生の道生にむける本質的課題の大きさと対策の組合せ
- 第6章に述べる各項について様々な作業が行われ、関係者のおおかたの賛意を得た後は......
- 活性化構成員の集団化と情報化水準1
- 商店街の活性化に向けた様々な活動には、ソフトな面とハードな面があります。ソフト......
- 活性化構成員の集団化と情報化水準2
- 中心市街地や商店街の集団的組織化を進めるには、何よりも重要な情報が構成員全体に......
- まちのアドミニストレーション性能
- 1)まちのアドミニストレーターの配置 商店街や中心市街地における運営管理の専門......
- まちづくりにおける商業性能解析と投資限界の概算モデル
- 自分たちのまちが今、社会的にどのような位置づけのもとにあり、競合する商業機能の......
- 1.まちつくりにおける商勢圏の把握手法
- 活性化に向けた対策を決めていくうえでは、地域の商勢圏内の潜在購買額から吸引可能......
- 2.商勢圏各地域からの品目別吸引率の算定手法
- 次に、設定した商圏内においてどの地域からどの商業地にどれくらいの割合で買物をし......
- 3.商業勢力圏の設定手法
- これ以降は、具体的にシミュレーションモデルを使って商圏設定から売上可能額および......
- 5.商店街における消費の吸引可能額の推定
- ここまでの検討により現況の再現性がある程度保証されたモデルが構築されたら、次に......
- 6.活性化における投資可能な規模設定
- 前項までに心理的距離を短縮するための対策シナリオや活性化のための活性化に関係す......
