バリアフリーとは

 「バリア」とは「障壁」、「フリー」とは「無」という意味ですから、端的に言えば「障壁がないこと」となります。この「バリアフリー」という言葉が使われだしたのは、1974年に、国連専門家会議報告書「バリアフリーデザイン」が出版されてからと言われています。

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 障害を持つ人、高齢者などの行動を妨害するような都市、環境、建築等の物理的なバリア、人間の心理的バリア、そして社会的制度におけるバリアなど、すべての「障壁」を取り除こうという考え方が、この「バリアフリー」という言葉の背景にあります。

 まちづくりに関連する例としては、視覚障害を持つ人のために歩道、駅のホームなどに設けられた誘導ブロック、車椅子用の公共トイレ、低い位置に操作ボタンがある券売機などが挙げられます。さらに、障害を持つ人が容易に利用できる建物、施設であることを明示するシンボルマークとして「国際アクセスシンボルマーク」があります。このマークを掲示するための最低条件は以下の通りです。

・玄関は地面と同じ高さにする。または階段の代わりのものか、階段の他にスロープ(傾斜路)を設置する。
・出入口は、800m以上開くものとする。回転ドアの場合は、別の入り口を併設する。
・スロープは、傾斜を1/12(勾配は4.5度強)以下とする。室内外を問わず、階段の代わりのものまたは、階段のほかにスロープを設置する。
・通路廊下は、130mm以上の幅とする。
・トイレは、利用しやすい場所にあり、外開きドアで仕切り、内部が広く、手すりのついたものとする。
・エレベーターは、入り口幅を800mm以上とする。

 また、日々の生活に身近な「バリアフリー」として、よく知られているのが、シャンプーとリンスのボトルです。目をつぶっていてもどちらがシャンプーのボトルかがわかるようにシャンプーのボトルの方にギザギザがついています。片方の手で中身を出せるのも「バリアフリー」の考えが生んだものです。

 最近では、インターネットなど情報関連の分野でも「バリアフリー」の思想が多く見られるようになりました。音声入力システムはその代表例でしょう。東京都のホームページ(ウェブサイト)では、その表示においてできるだけ多くの人が支障なく情報を閲覧できるように無駄な画像などを極力省き、音声読み上げソフトにも対応した発信をしています。

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