権利変換とは
権利変換は、市街地再開発事業の要です。簡単に言うと、この権利変換を境にして、「従前の権利」を「従後の権利」に置換えたり、移行したり、または消滅する過程を指します。
スポンサードリンク
ここで、「従前の権利」とは市街地再開発事業を施行する区域内の土地所有者、借地人、建物所有者、借家人、担保権者等の有する権利を指し、「従後の権利」とは、再開発ビル(施設建築物)の床及びその敷地の権利を指します。
従前の権利を価格に表したものを「従前資産」と言い、同じく従後の権利を価格に表したものを「従後資産」と言います。権利変換では、「従前資産」と「従後資産」が原則等しくなるように置き換えられなければなりません。
権利変換をもう少し詳しく述べますと、先程権利を置き換えると申しましたが、権利を置き換えるには、「権利調書」を作成し、全ての権利関係を予め明確にしておく必要があります。また、どのように権利が置き換わるのかを明らかにするために「権利変換計画」を定めます。この中に定めるものは、関係権利者の権利を一括して置き換える日「権利変換期日」や、従前の権利価格(評価額)、権利変換後の権利の内容とその価格の概算額、権利が置き換わる場所(配置設計)、権利変換のタイプ(3タイプあります)等です。
また、権利変換計画作成に当たっては、居住条件を改善するとともに、建物や建物の敷地の合理的利用を図るようにすること、また関係権利者間の利害の衡平に十分の考慮を払って従前の権利や権利割合、権利処分の方法、権利変換された従後の権利の形態等について「権利調整」を行いながら取り決めていきます。
用語集TOP|ア行|カ行|サ行|タ行|ナ行|ハ行|マ行|ヤ行|ラ行|ワ行|英数字|
スポンサードリンク
サイト内関連記事
- 仮設店舗とは
- 再開発事業の目的は、「住環境の改善」や「商業活性化」など健全な街づくりと街の活......
- 価値意識法/支払意志額調査とは
- 価値意識法/支払意志額調査(willingness to pay) -仮想市場に......
- 換地とは|換地の用語説明
- 換地は土地区画整理事業の用語です。土地区画整理事業では、個々の土地所有者から、......
- 共益費とは
- 再開発事業で完成する施設は、多数の権利者の合意形成の産物です。事業を行うに当た......
- 緊急離発着場とは
- 再開発における建築物は、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図る再......
- CATVとは
- CATV(ケーブルテレビ:Cable Television) ※元来は Comm......
- 建築基準法における集団規定とは
- ここでの「集団」とは、「単体」に対する「集団」です。つまり、建築物を集団として......
- FR鋼(建築構造用耐火鋼材)とは
- 1.建築物の耐火設計 再開発事業等において建設される共同住宅及び店舗・事務所・......
- 権利床とは|保留床とは
- 「権利床」と「保留床」はともに、事業によって建設される再開発ビル(施設建築物......
- 権利変換手続の特則とは
- 権利変換手続の特則(110条型と111条型) 権利変換とは、市街地再開発事業施......
- 公共施設とは
- 「公共施設」は、都市再開発法(第2条)では「道路、公園、広場その他政令で定める......
- a工事 b工事 c工事|工事区分とは
- ショッピングセンター・共同店舗等にテナントとして出店するとき、必ず耳にする言葉......
- 高度利用地区とは
- 「高度利用地区」は都市計画法第8条に規定されている「地域地区」のひとつで、用途......
- コージェネレーション(熱電併給)とは
- 単一又は複数のエネルギー資源から、電気と熱という異なるエネルギーを同時に得るシ......
- コーポラティブ住宅とは
- コーポラティブ住宅(Cooperative House) 住宅の購入を考えてい......
- 個人施行者とは
- 個人施行は、市街地再開発組合のように法人をつくるのではなく、個人が施行者となり......
- コンストラクション・マネジメントとは
- 建設工事費の不透明性は、従来から論議されている話題です。 設計図面を元に数量......
- 環境基本法とは
- 日本の環境政策として、1992年6月に開催された地球サミットをきっかけに1993......
- 環境影響評価法とは
- 日本として1993年に環境基本法を定め、1997年に環境影響評価法を成立し199......
- コミュニティ憲章とは
- 地方自治体で定める「まちづくり条例」に対し、住民のまちづくり・生活自治活動の中で......
