国領駅南地区第一種市街地再開発事業｜実績詳細|株式会社タカハ都市科学研究所

事業の経緯・特徴

本地区は、新宿新都心から約15ｋｍ圏に位置し、京王線で新宿から約20分の国領駅に面しており、国領周辺は、各種業務施設や都市型住宅の建設に伴う開発動向により新しい地区形成が進んでいました。しかし、都市活動の拠点ともいえる駅前地区は細街路が多く、土地の高度利用がなされていない状況であり、住環境の悪化を招いていました。また、国領駅から南北へ伸びる都市計画道路及び駅前広場が未整備であり、交通拠点としての機能を果たせない状況にありました。

本事業では、土地の一体的高度利用と道路等の整備により、より良好な住環境と商業環境を創出し、住民の便益に供するものとし、具体的には次の諸点を目的とし事業を行いました。

① 土地の一体的高度利用により住宅、商業、駐車場を中心とした複合核を創出し、商業の再編成と周辺商業の活性化を図る。
② 魅力ある都市空間を創出し、十分なオープンスペースを確保することにより住環境を改善し、コミュニティー活動の場づくりを図る。
③ 都市計画道路及び駅前広場等の公共施設拡幅整備により、交通結節機能の向上、優良な歩行者空間の形成を図る。
④ 商業機能を支える施設として、駐車場等を周辺の交通状況を勘案して適正規模を配置する。