実績紹介 work

有楽町駅前第1地区第一種市街地再開発事業

店舗・業務・公共の各施設が一つとなった魅力ある都市空間
事業名有楽町駅前第1地区第一種市街地再開発事業
施行者有楽町駅前第1地区市街地再開発組合
所在地東京都千代田区有楽町二丁目5他
地区面積15,171㎡
延べ面積76,466㎡
建物名称ITOCia(イトシア)
権利変換方式全員同意型(都市再開発法 第110条)
総事業費413億円
用途商業・業務・駐車場
竣工年月平成19年10月
事業の経緯・特徴

都心の中でも有数の商業業務地として位置づけられ、都心業務地である丸の内エリアと都心商業地である銀座エリアとをつなぐ結節点でもある有楽町エリア。その中にあって、古くは大岡越前でも有名な江戸幕府の南町奉行所もあった本地区は、不整形に土地が細分化され、木造及び準耐火の小規模な小売店舗が密集し防災面での危険性も高い地区であり、また一方では青空駐車場があるなど駅前としての有効な土地利用が図られていない地区でもありました。

また、本地区は戦災復興計画(昭和22年)から始まる長い経緯があり、昭和40年には地区の北側に隣接する東京交通会館、昭和59年には南側に隣接する有楽町マリオンが順次整備されてきた中で、なかなか進まなかった事業のターニングポイントとなったのが、行政や関係権利者との協議・調整に基づき平成13年4月に行われた都市計画変更決定でした。
この都市計画の変更では特に、
① 地下に交通広場を整備し地上部の交通広場を縮小することにより、従前・従後の宅地面積を等積としたこと。
② 1地区であった有楽町駅前地区を駅前第1地区と第2地区の2つに分割したこと。
により、地価の高いこの地区において公共施設の整備費を抑えながら関係権利者の合意を得ることができました。

一方で、地区を2つに分割したことに伴い、結果的に第2地区の事業が遅れていることは現在も課題として残っており、今後の事業の進捗が望まれます。

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