関原一丁目中央地区防災街区整備事業
防災街区整備事業を活用した木造住宅密集市街地の改善事業事業名 | 関原一丁目中央地区防災街区整備事業 |
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施行者 | 相鉄不動産株式会社(個人施行者方式) |
所在地 | 東京都足立区関原一丁目地内 |
地区面積 | 2,846㎡(共同住宅:1,958㎡ 個別利用区:888㎡) |
延べ面積 | 共同住宅:4.993㎡ |
建物名称 | デュオ北千住 |
権利変換方式 | 全員同意型(密集市街地における防災街区の整備の促進に関する法律 第257条) |
総事業費 | 21億円 |
用途 | 住宅 |
竣工年月 | 平成25年1月 |
事業の経緯・特徴
○事業の契機
当地区は東京都足立区南部の木造住宅密集市街地に位置し、従前は未接道地により建替えできない老朽木造住宅や木造保育園舎などがありました。また地区に隣接して幹線道路が整備中で、沿道の不燃化誘導が求められていました。平成15年に「密集市街地における防災街区の整備の促進に関する法律」改正により、共同建替えと個別建替えの両方を可能とした防災街区整備事業が創設され、これを契機に地域の防災性向上と住環境の改善のため共同建替え事業が検討を始め、地権者が選定した住宅デベロッパーを施行者とする個人施行方式による事業化が成されました。
○計画の概要
本計画では住宅用途の防災施設建築物1棟(地上8階)を整備し、整備中の幹線道路と一体となって防火帯を形成しています。敷地外周には幅員2mの歩道状空地を設けてゆとりある空間を整備。既存公園を再配置して、災害時の救護活動に利用できるよう行政が公園を設け、地下には防火水槽100㎥を整備しました。また、個別建替えが可能な個別利用区の宅地を設け、地権者住戸2戸と分譲住宅8戸が建築されました。
事業の組み立てとして、防災街区整備事業による補助金に加え、地区に重層的にかかる住宅市街地総合整備事業の補助金を併用しています。